Introduction to Lie Groups and Representation Theory,
RIMS, Kyoto University, Japan, 8 July 2005.

「リー群と表現論入門」
全学共通科目「現代の数学と数理解析 — 基礎概念とその諸科学への広がり」,京都大学数理解析研究所

この講義では、有限次元あるいは無限次元における「対称性」を記述する基礎概念であるリー群とその表現論のアイディアについて、行列や低次元の実例を用いて初等的に紹介します。さらに,テイラー展開やフーリエ級数展開,あるいは,10=1+2+3+4,5×7=3+5+7+9+11といった恒等式に潜む『対称性』や『重複度1』という性質が,「可視的な作用」という幾何的な性質とどのように結び付けられるかについて図を描きながら解説したいと考えています。

参考書:小林俊行・大島利雄『リー群と表現論』岩波書店 2005年

(なお、数学を専攻している人向けになりますが、複素多様体における可視的な作用についての概説記事として、下記のRIMS-1484にプレプリントがあります。)
http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/preprint/preprint_y2004.html

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© Toshiyuki Kobayashi