第26回高木レクチャー
令和8年6月6日(土)16:30--17:30
令和8年6月7日(日)9:30--10:30
京都大学数理解析研究所
大講義室420号室


$p$進ホッジ理論:幾何的視点から

Bhargav Bhatt
(Institute for Advanced Study & Princeton University)

Abstract
$p$進ホッジ理論は1960年代の創始以来数論幾何の基本的な道具であり、ラングランズプログラムからホモトピー論や双有理幾何学までに至る応用がある。近年、その基礎的な構造が代数的スタックのことばで再構築され、その理解が一段と深められた。この幾何学化により、代数幾何学の道具を数論的な問題に適用できるようになった。例えば、ガロア加群のコホモロジーのテイト双対性は、局所類体論を含むものだが、連接層のセール双対性として再解釈される。この講義では、代数幾何的な視点から得られる新しい洞察に焦点を当てながら、この話を概観する。