ミラー対称性による量子化
S. グコフ
Abstract:
ミラー対称性と組み合わせることにより,位相的弦理論(Aモデル)を用いた
量子化の方法からかなり単純でくみしやすい問題が得られる.そこでは
「コアイソトロピック・Aブレーンがミラー対称性のもとで何に対応しているか?」
が最も面白い問題となる.表現論やゲージ理論に関係したいくつかの興味
深い例,特にミラー側の幾何がラングランズ双対群に自然に対応するような例
において,この問題にどのように取り組むか説明したい.ハイパーホロモル
フィックな層と(B,B,B)ブレーンは位相的弦理論(Bモデル)
による量子化において重要な役割を果たす.