ボルスクの分割予想
宗传明
Abstract:
1933年ボルスクは次の予想を提起した. n次元ユークリッド空間の有界集合は常にn+1個のより低い次元の集合に分割できるか? この問題は多くの専門家によって研究され,種々の部分的な結果が得られている. とりわけ,カーンとカライによる反例(1993)は人々を驚かせた. それにも関わらず,今でも,この問題は完全な解明からは程遠い現状である. この論文は関連するテーマに関して,新しい定式化で広範囲なサーベイを行い, さらにこの挑戦的な問題を扱うためのコンピュータプログラムによる証明方法を導入する.