LaTeXCompile (C)Abe Noriyuki http://www.math.sci.hokudai.ac.jp/~abenori/ ★なにか LaTeXの依存関係を推定しつつコンパイルする.フルパスでファイルを指定しても使える.従ってD&Dで使用することも出来る. ★使用法 latexcompile (ファイル名) でデフォルト設定(latexcompile.ini内)に従いコンパイルされる. latexcompile.iniがない場合は生成される. ★オプション --latex : latex用のコマンド --bibtex : bibtex用のコマンド --makeindex : makeindex用のコマンド --num : コンパイル回数の最大値 --noguess : 推定をせずただlatexを実行する(親ファイルは推定する) --noguessparent : 親ファイルの推定を行わない -h : ヘルプの表示 -v : バージョン情報 コマンドには置換文字列が使用可能 %b : ファイル名(ディレクトリ名,拡張子なし) %d : ディレクトリ名(ファイル名にくっついて無いときはカレントディレクトリ) %f : フルパス(拡張子無し) %k : 拡張子(.texとか) 未知のオプションはlatex用コマンドにそのまま渡されます. ★デフォルト 同ディレクトリ内のlatexcompile.iniを読む. latexcompile.iniは以下の通り.中身は通常のiniファイル. [latex] command=(LaTeXコンパイル時に実行するコマンド,置換文字使用可能) [bibtex] command=(BibTeXコンパイル時に実行するコマンド,置換文字使用可能) [makeindex] command=(MakeIndexコンパイル時に実行するコマンド,置換文字使用可能) [ReCompile] Num=(再コンパイルの最大値) ★戻り値 -1 : ヘルプを表示して終了 -2 : バージョンを表示して終了 -3 : オプション解釈に失敗 -4 : プログラムの実行に失敗. -5 : コンパイル上限に達したがまだコンパイルが必要と推定された. -100 : その他のエラー それ以外の場合は最後に実行したプログラムの戻り値. ★例 latexcompile test.tex --latex "platex -src %b%k" : platex -srcを実行. latexcompile -h ヘルプ表示 ★制限事項 ・完璧に推定するとは限らない. ・拡張子が".tex"または「なし」以外のファイルを渡されると混乱するかもしれない. ★おきまりの言葉 ・このソフトは阿部紀行が著作権を有します. ・このソフトの使用は個人の責任において使用して下さい.生じた不都合において,作者はその責任をいっさい負いません. ・個人での使用における使用・改変に制限はありません. ・再配布を行う場合は,必ず作者に連絡をお願いします. ★連絡先(要望,バグ報告などはこちらまで) 阿部 紀行(あべ のりゆき) http://www.math.sci.hokudai.ac.jp/~abenori/ ★履歴 ●ver 0.02(2003/4/13) ・ソースの整理. ●ver 0.03(2003/5/22) ・2Byte文字への対応を強化. ●ver 0.04(2003/9/2) ・コンパイル推定を強化. ・拡張子を省略してファイル名を渡された場合のバグの修正. ●ver 0.05(2003/11/28) ・ソースの整理. ・SJIS + ([LF] or [CRLF])以外の改行コードにも対応. ●ver 0.06(2004/08/18) ・makeindexがうまく動いてなかったバグ修正. ・UNICODEへの対応廃止(そのうちまた対応します.). ●ver 0.07(2004/09/28) ・オプション「--noguess」新設. ・UNICODE対応復活. ●ver 0.08(2005/12/06) ・ドキュメントの間違い修正. ・コンパイル回数を設定ファイルから読まないバグ修正. ●ver 0.10(2008/02/23) ・戻り値を設定. ・オプション「--noguessparent」新設. ・UNICODEにも対応している気がする. ・latexcompile.iniの仕様を書き忘れていた. ・%kの仕様に.を入れることにした. ●ver 0.11(2008/02/24) ・main.texにすると,%bにmain.が,%kにtexが入ってしまったバグ修正. ・相対パスで指定されていると親ファイルが推定されないバグ修正. ・--noguesparentが--noguessとして解釈されていたバグ修正. ●ver 0.12(2008/10/11) ・test.texをコンパイルするつもりでlatexcompile testとすると推定されないバグ修正. ●ver 0.13(2009/03/02) ・コンパイル中にhoge.aux.bakとかを作らないようにした. ●ver 0.14(2015/10/08) ・「ダメ文字」が入っているとうまく処理されないバグを修正. ●ver 0.15(2015/10/13) ・「ダメ文字」対処強化. ・パスに\..\とかが含まれていると親ファイルの推定に失敗するバグを修正. ・未知のオプションはlatexにそのまま渡すことにした. ●ver 0.16(2015/10/22) ・戻り値を変更. ●ver 0,17(2015/10/29) ・コンパイル推定回数が一回多くなってしまっていたのを修正. ●ver 0.18(2106/01/07) ・未知のオプションはlatexに回すようにしていたのだが,ファイル名の後につけてしまっていたせいで意味がなかったバグを修正.