加古 孝 氏(電気通信大学 情報工学科)

内容:
我々は、特にそのメカニズムについて意識することなく音声を発している。講演では一見この何の不思議もないと思われる音声生成プロセスについて、その数理的な側面について少し掘り下げて考えてみる。音声生成の数理的なモデルはどの様なもので、それに基づく解析によってどの様なことが分かるかを解説し、有限要素法によるコンピュー タを使った母音生成のシミュレーションについても紹介したい。

キーワード:
Helmholtz equation, Webster's horn equation, DtN mapping,
Frequency response, Formant, Resonant complex eigenvalue,
Finite element method, Vocal tract shape design