非線形数理東京フォーラム

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担当者 三村 昌泰(明治大), 俣野 博

過去の記録

2006年04月20日(木)

16:00-18:15   数理科学研究科棟(駒場) 123号室
テーマ:「だまし絵と錯視の数理」
杉原 厚吉 氏 (東京大学大学院情報理工学系研究科) 16:00-17:00
立体イリュージョンの世界
[ 講演概要 ]
人は写真や絵の中に3次元的な奥行きを感じ取ることができるが,実は,同一の投影図をもつ立体は無限に多く存在する.人間の立体知覚にかかわるイリュージョンをコンピュータビジョンの立場から数理的に眺めてみると,さまざまな面白い発見が得られる.たとえば,だまし絵の中だけに存在して,実際にはありえないと思われている立体が作れたりもする.
新井 仁之 氏 (東京大学大学院数理科学研究科) 17:15-18:15
色彩と明暗が生む錯視
[ 講演概要 ]
錯視は視覚における錯覚である.しかし,じつは錯視は視覚がどのように情報処理を行っているかを知るための重要な鍵の一つである.本講演ではウェーブレットという数学的道具を用いて,視覚情報処理の非線形数理モデルを作り,色や明暗に関するさまざまな錯視発生のメカニズムに迫りたい.