応用解析セミナー

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開催情報 木曜日 16:00~17:30 数理科学研究科棟(駒場) 002号室
担当者 石毛 和弘

2022年11月24日(木)

16:00-17:30   数理科学研究科棟(駒場) 370号室
対面・オンラインハイブリッド開催
板倉 恭平 氏 (東京大学 大学院数理科学研究科)
シュタルク・シュレディンガー作用素に対する放射条件評価と定常散乱理論 (Japanese)
[ 講演概要 ]
本講演では1体粒子系のシュタルク・シュレディンガー作用素に対し,古典力学から類推される最良な重み付き放射条件評価の導出を行い,これを土台として定常波動作用素の存在性と完全性を調べる.さらに関連する話題として,定常散乱行列のユニタリ性,一般化フーリエ変換の構成,および最小増大度をもつ一般化固有関数に対する定常散乱行列と近似外向・内向波を用いた空間遠方での漸近挙動の特徴づけについても考察する.本研究では,対応する古典力学を適切に反映させたエスケープ関数と,それに付随するアグモン-ヘルマンダー空間の使用が肝要となる.本講演の内容は足立匡義氏(京都大学),伊藤健一氏(東京大学),Skibsted Erik氏(オーフス大学)との共同研究に基づく.
[ 参考URL ]
https://forms.gle/admRaVnmPjFyp5op9