情報数学セミナー

過去の記録 ~04/16次回の予定今後の予定 04/17~

開催情報 木曜日 16:50~18:35 数理科学研究科棟(駒場) 128号室
担当者 桂 利行

2019年05月09日(木)

16:50-18:35   数理科学研究科棟(駒場) 128号室
岡本 龍明 氏 (NTT)
暗号理論の発展 (Japanese)
[ 講演概要 ]
前回紹介したゼロ知識証明の発展として、最近(2013年以降に)提案された実用性の高い非対話ゼロ知識証明(ZK-SNARK)は、すでに仮想通貨で用いられており、今後さらにさまざまな分野に応用が広がると思われる。また、1980年代に確立された暗号安全性理論は1990年代を通じて発展を続け2001年にはそれまでのいずれよりも強い安全性概念として汎用的結合可能性(UC)の形で集大成された.今回は、ZK-SNARKおよびUCの紹介を行う。(参考図書:岡本龍明著「現代暗号の誕生と発展」(近代科学社))