東京無限可積分系セミナー

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開催情報 土曜日 13:30~16:00 数理科学研究科棟(駒場) 117号室
担当者 神保道夫、国場敦夫、山田裕二、武部尚志、高木太一郎、白石潤一
セミナーURL https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/~takebe/iat/index-j.html

2018年03月27日(火)

15:00-16:00   数理科学研究科棟(駒場) 002号室
福住吉喜 氏 (東大物性研)
シュラム・レヴナー発展とリウヴィル場理論 (JAPANESE)
[ 講演概要 ]
シュラム・レヴナー発展(SLE)はブラウン
運動で駆動される確率的共形変換の一つである。
これにより、イジング模型やパーコレーションを代表とした
二次元のミニマル境界共形場理論で記述されるクラスター境界が
記述される。特に、場の理論の相関関数がマルチンゲール性
を満たすことが特徴である。
本講演ではまず初めに、これらの既存の結果を簡単に紹介する。
次にSLEに形式的に時間反転を施すことで、マルチンゲールが
ミニマル境界共形場の理論からそれと結合可能なリウヴィル場理論
の相関関数に変化することを示す。