統計数学セミナー

過去の記録 ~04/24次回の予定今後の予定 04/25~

担当者 吉田朋広、荻原哲平、小池祐太
セミナーURL http://www.sigmath.es.osaka-u.ac.jp/~kamatani/statseminar/
目的 確率統計学およびその関連領域に関する研究発表, 研究紹介を行う.

2010年02月17日(水)

15:00-16:10   数理科学研究科棟(駒場) 128号室
清 智也 氏 (東京大学 情報理工学系研究科)
勾配写像で表される球面上の確率分布族
[ 講演概要 ]
球面上の確率分布族は、方向統計学において重要である。本講演では、コスト凸関数 (c-凸関数)と呼ばれる関数とその勾配写像を用いて、球面上の分布族を構成する。 コスト凸関数とは、最適輸送理論の分野で導入された概念であり、ユークリッド空間 における凸関数をリーマン多様体の場合へ拡張させたものである。提案する分布族の 性質をいくつか示し、簡単な方向データの解析例を示す。
[ 参考URL ]
https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/~kengok/statseminar/2009/14.html