4年生セミナーのテキストについて

2011年度前期の4年生の数学講究(セミナー)のテキストの候補として次の3冊を あげました.このうちどれか1冊を選んで読むと言う意味です.2冊以上の 本に希望が分かれた場合は,相談します.1冊にまとめた方が便利だと 思いますが,どうしても別のものをやりたいという場合は,複数のセミナー を平行してやることもありえます.

河東泰之


作用素のスペクトルの理論を扱いますが, 関数解析の基本的な内容から始まります. 作用素環的な雰囲気があちこちに出ています.
Banach algebra が題名に入っていますが,関数解析の予備知識は仮定されていません. 関数解析の基本的な内容から始まります. コンパクトにまとまっていて読みやすいのではないでしょうか. これも少し作用素環的な雰囲気があちこちに出ています.
作用素空間論の本です.関数解析,作用素環論のかなりの予備知識が必要です.
なお,これ以外の作用素環のテキスト (たとえばこちらのリストにあるもの) を特にやりたいという希望が特にあれば相談に応じます.

冬学期も私はセミナーを担当する予定ですが,それは夏学期のセミナーとは 別のものなので,学生も本も変わるのが原則です.(別に同じでもかまいませんが.)

基本的な形態は週1回2時間ですが,特に希望がある場合はこれも相談に 応じます. 私のところのセミナーの一般的なやり方はこちらに 書いてあります.本,ノート等は何も見ないでやることになっていますので 注意してください.

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