\documentstyle{amsppt}

\baselineskip 14pt
\nopagenumbers

\define\R{\bold R}
\define\Q{\bold Q}
\define\Z{\bold Z}
\define\N{\bold N}
\define\ind{\text{ind}}

\centerline{解析学IV 小テストNo\. 4}
\medskip
\rightline{1996年5月7日}
\rightline{河東泰之}

\bigskip
自分のノートを参照してよい.(本などは見ないこと.)

\bigskip [1]
$\R$を$\R\times\{0\}$と同一視して,$\R^2$の部分集合と
みなす.この集合の($\R^2$における)Lebesgue測度を求めよ.

\bigskip [2]
$f(x)$を$[0,1]$上の実数値連続関数で,常に$f(x)>0$となるものとする.
$\R^2$の部分集合$A$を$A=\{(x,f(x))\mid x\in[0,1]\}$で定めるとき,
この集合のLebesgue測度を求めよ.

\bigskip [3]
$n\ge 2$の時,$\R^n$の部分集合$A$で,
Lebesgue測度は0だが,連続濃度を持ち,かつ$\R^n$で
稠密になるようなものの例を一つあげよ.

\bigskip [4]
$f(x)$は,測度空間$(X,{\Cal B}, \mu)$上の実数値関数で,
すべての正の実数$\varepsilon$について,
$f(x)\ge -\varepsilon\;\;\hbox{a.e.}$とする.
(すなわち,$X$の部分集合$\{x\in X\mid f(x)<-\varepsilon\}$は,
測度0を持つ.)この時,
$f(x)\ge 0\;\;\hbox{a.e.}$であることを示せ.

\bigskip
解答は別紙に書いて下さい.解答用紙の裏面を使用してもけっこうです.
[1], [2], [3]は答だけでなくきちんと説明をつけてください.
\bye