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\centerline{1996年度解析学VII・関数解析学・演習問題}
\rightline{6/26/1996}
\rightline{河東泰之}

\bigskip [38]
Hilbert空間$H$上の有界線型作用素$T$は,$H$で弱収束を
考えた空間からそれ自身への写像として連続であることを
示せ.

\bigskip [39]
$B(H)$の閉じたイデアルで,0でないものは,$K(H)$を含む
ことを示せ.

\bigskip [40]
可分な無限次元Hilbert空間$H$の完全正規直交系を2組
取って,$\{e_n\}_n$, $\{f_n\}_n$とする.
$T\in B(H)$について,
$\sum_{n,m=1}^\infty |(Te_n, f_m)|^2$
は,$\{e_n\}_n$, $\{f_n\}_n$の取り方によらないことを
示せ.(これが有限な作用素全体が,Hilbert-Schmidt classで
ある.授業では,$e_n=f_n$として,かつ一組固定していた.)

\bigskip
来週,再来週は予告通り休講です.
通常通り,7月17日にやった後,
3回分の補講を7月24日(水)1時〜2時半,7月26日(金)
1時〜2時半,2時40分〜4時10分に行います.

これまでの演習問題の中から次のように選択して,7月17日(水)の
授業の際に提出してください.採点して返却します.

(1) [20], [26], [28], [32], [33], [34], [38]の中から2題.

(2) [24], [29], [31], [36]の中から1題.

(3) [30], [35], [37]の中から1題.

\bigskip
これまでの演習問題のファイルは,
http://www.ecc.u-tokyo.ac.jp/$\tilde{\hphantom{x}}$nyasu/
で取れます.

\bigskip
試験は9月13日(金)午後1時〜4時に行います.部屋は多分授業と
同じ部屋ですが,掲示で確認してください.

\bye