第19回高木レクチャー招待講演
平成29年7月8日(土)14:10--15:10
平成29年7月9日(日)13:30--14:30
京都大学数理解析研究所大講義室420号室


表現論における双対性と階数
Roger E. Howe
(Yale University)


Abstract

1980年代に局所体上の古典群のユニタリ表現に対して導入された「表現の階数」という概念は、ユニタリとは限らない認容表現に対して、また、有限体上の表現に対しても適用することができる。この一般化により、古典群の表現論、とりわけ、従来多くの研究がなされてきた局所テータ対応に関連しつつ、さらにより一般的な「自然な対応」に関連した表現論に、新しい洞察が得られる。