古典解析ミニ集会

日程:2010年12月3日(金)−12月4日(土)

於:東京大学数理科学研究科 056号室

  次のキーワードに関連する話題が中心の勉強会です

   ・ 複素領域における常微分方程式(不確定および確定特異点,middle convolution, monodromy)
   ・ quiverの表現(微分方程式,幾何,表現論との関連)

12月3日(金)
16:30 - 18:00  山川大亮(神戸大)
  「Painleve第3方程式と箙多様体」
   概要:
   Painleve方程式の初期値空間を与える
   線型常微分方程式系のモジュライ空間は,2, 4, 5, 6型の場合,岡本Dynkin図に付随
   する中島箙多様体で記述できる事が知られている.
   本講演では,Painleve第3方程式が持つ岡本対称性をヒントに,一般化された中間畳み
   込みを用いて,箙多様体をそれが持つ自然なWeyl群対称性と共に拡張する事を試みる.

12月4日(土)
 9:30 - 10:30  松木敏彦(京都大)
 「多重旗多様体の軌道分解と quiver の表現」

10:40 - 11:40  竹村剛一(中央大)
  「ホインの微分方程式における積分変換とその応用」

13:00 - 14:00  廣惠一希(東大)  
  「二重合流型Heun方程式のWeyl群対称性」

14:10 - 15:10  鈴木貴雄(神戸大)
  「アフィン・ルート系とモノドロミー保存変形系、超幾何関数」

15:30 - 16:30  関口次郎(東京農工大)
  「階数3の複素鏡映群の判別式集合に沿って特異点を持つ一意化方程式について」
  (加藤満生氏との共同研究) 

16:40 - 17:40  予備


世話人: 大島利雄,坂井秀隆,廣惠一希 (講演申し込みは大島まで) oshima@ms.u-tokyo.ac.jp(@ → @ が必要)