p可除群のモジュライ空間(Rapoport-Zink空間)は,志村多様体や局所ラングランズ対応と深く関係しており,現代の整数論,表現論および数論幾何において極めて重要な対象である.この分野においては多くの研究の蓄積があるが,特に近年,Scholzeのperfectoid空間の理論やFargues-Fontaineの「曲線」の理論に基づいた大きな進展があった.この研究集会では,この最新の進歩について理解を共有するとともに,様々な分野への応用も含めた今後の研究の方向性について討論を行うことを目的とする.