2006年度夏学期全学ゼミナール

複雑ネットワークの科学

担当 一井信吾(数理科学研究科)

日時 木曜5限(開講日:4月13日)

場所 数理科学研究科棟

5月11日は16:30より003号室(西側張り出した部分の入り口入って左)で行います。

(終了)4月20日は16:30より204号室(西側通用口真上、階段あがってすぐ)で行います。

(変更)4月20日は16:30より152号室(先週の052号室の真上)で行います。

(終了)4月13日16:30より説明会を052号室で開催します。参加を希望する方は集まって下さい。


概要

  人と人とのつながり、企業間の連携、インターネット、WWW、細胞内の物質の反応など、たくさんのものが相互につながっている状況をネットワークという観 点で調べると、幾つかの共通の性質を持つことが見出されています。しかもそれは単なるランダムなつながりでは説明できない興味深いもので、複雑ネットワー クの科学としてこのところ多方面の研究者の興味を集めています。

 このゼミでは、複雑ネットワークの科学についてやさしく(しかし単なる「お話」ではなく)まとめられたテキストを読んで、基本的な考え方を学びます。また、時間があれば、ScienceやNatureに出た重要論文を読みたいと思います。

 この分野はもともと社会学で発展してきたものですが、物理学者の貢献により1990年代末にブレイクスルーがありました。理系文系の垣根を越えて自由に発想できる方に集まってほしいと思います。

内容

  参考書にあげた書籍のうち少なくとも1冊には目を通してきてください。この程度の「お話」(といっても、決してレベル低くないです)は前提とします。

 最初は教科書としてあげたテキストを分担して輪講します。

 それを終えたら、1990年代末の重要論文のいくつかを読んでみます。ScienceやNatureといった雑誌に掲載された論文は数学的な詳細に立ち入ってはいないものが多く、取り付きやすいのではないかと思います。ぜひ早くから原論文に触れてほしいと思います。

 その他、関連してやってみたいこと、知りたいことがあれば最大限支援します。

 関連情報(第一回の開催場所を含む)は

   http://www.ms.u-tokyo.ac.jp/~ichii/complexnetworks/

に掲載します。

方法

 分担してテキストを輪講します。多少の数式が出てきますが、それほど難しいものではないので、きちんとフォローしてください。コンピュータを使った分析やシミュレーションも、決して手の届かないことではありません。

 出席してただ座っているだけでは何も得られません。積極的に参加することを期待します。

教科書

  1. 増田直紀・今野紀雄 『複雑ネットワークの科学』(産業図書)

参考書

  1. ダンカン・ワッツ 『スモールワールド・ネットワーク』(阪急コミュニケーションズ)

  1. アルバート・ラズロ・バラバシ 『新ネットワーク思考』(NHK出版)

  1. 安田雪 『人脈づくりの科学』(日本経済新聞社)

  2. (追加)増田直紀・今野紀雄 『「複雑ネットワーク」とは何か』(講談社ブルーバックス)

[last modified: 2006-04-06]