東京大学 / 数理科学研究科 / 講義

数理解析I+演習(2009年10月開講)

Last updated 2010/1/8

LA

担当 平地健吾 ([my last name]@ms.u-tokyo.ac.jp)  
TA  加藤直樹

このページでは数理解析Iの講義情報をのせます。

参考書は Lars Ahlfors 著 Complex analysis またはその和訳;講義ではその前半をあつかいます.

場所:16-109教室
時間:金曜3限 13:00〜14:30(演習は4限14:40〜16:10)

左はAhlfors生誕100年記念会議のポスター

1月27日の講義

・有理型関数はリーマン球面への正則写像とみなせることの説明
・リーマン球面全体で定義された有理型関数は有理関数になる
1月22日の講義

・偏角の原理とルーシェの定理
1月15日の講義

・留数計算その2
・講義のノートpdfファイル; もっと詳しい説明が上の参考書にあります
1月8日の講義

・留数計算その1
12月18日の講義

・正則関数の孤立特異点の分類
・正則関数の一致の定理
・ローラン展開の存在と計算方法
12月11日は中間試験

12月4日の講義

・正則関数の除去可能特異点
・正則関数のTaylor展開と剰余項の積分表示
・Taylor展開の計算方法
11月27日の講義

・曲線の長さと弧長による積分
・正則関数の無限回微分可能性
・Cauchyの評価式とリュービルの定理,代数学の基本定理
11月13日の講義

・Cauchyの積分定理の証明
・Cauchyの積分表示と線積分の計算方法
11月6日の講義

・指数関数の逆関数としての対数関数の定義とその正則性
・平面上の1形式の線積分とグリーンの公式(証明のアイディアのみ)
・複素線積分の定義とCauchyの積分定理(証明は来週)
10月30日の講義は休講,演習は行います

・シアトルに行ってきます.
10月23日の講義内容

・ベキ級数の収束半径と収束域での項別微分可能性
・ベキ級数をもちいた指数関数、三角関数の定義とオイラーの公式
・微分方程式をもちいた指数関数の特徴付け(指数法則の証明)
・次週が休講なので演習の代わりに4限も講義をします.正則性の定義にC1級の仮定が必要ないことを説明します;これは講義の本論には必要ありません.
10月16日の講義内容

・正則関数の定義とCauchy-Rimemannの方程式
・正則関数の和、積、商(定義できるとき)、合成も正則
10月9日の講義内容

・実2次元数ベクトル空間に積を与えて複素数体を定義する。
・ガウス平面と複素数の演算

講義日程
10月 9,16,23,30
11月 6,13,27
12月 4,11(中間試験),18
1月 8,15(講義をします),22,27(水曜;講義が順調に進めば休講)

補講期間は1月28,29日
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