グラフを描く

この項は以前xy環境を用いての方法を紹介していましたが,\xygraphを用いてのの方法に書き換えました.xy環境に関しては,xy環境の基礎をご覧ください.

グラフを描いてみます.といってもy = x2みたいなグラフではなくて,こんなん↓です.

グラフ

安直に\overset{A}{\bullet}とかすると,あんまり綺麗になりません.上のはこんなソースです.

\[
    \xygraph{
        {\bullet}*+!D{A} : [rr]{\bullet}*+!D{B}
        (:[ru]{\bullet}*+!D{C},
        :[rd]{\bullet}*+!D{D})
    }
\]

見慣れた\xymatrixの代わりに,\xygraphを使ってみます.これはその名の通りグラフを描くのに特化した命令です.

\xygraphの中では,次々とものをおいて矢印を引いてと繰り返されます.例えば次のようなソース.

\[
    \xygraph{
        {A_0} : [r] {A_1} : [r] {A_2}
    }
\]

このソースからは,次のような画像が作られます.

簡単な\xygraphの結果

但しこれだと分岐できません.分岐に関しては,子供を()で囲みます.例えば,

\[
    \xygraph{
        {A_0}
        (
            :[ru] {A_1},
            :[rd] {A_2}
        )
    }
\]

からは,次のようになります.

分岐のあるグラフ

一番最初にあげたグラフは,更に頂点に装飾をほどこしてあります.基本的には\bulletが頂点ですが,*+!D{A}などといった記述によって上下に文字を配置しています.

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