吉野 太郎 氏 (東京大学大学院数理科学研究科)
『 位相的ブローアップについて 』

内容:
位相的ブローアップは非ハウスドルフ空間の位相を直感的に捉えるための手法である。非ハウスドルフ空間において、ハウスドルフ性を崩す原因となっている部分集合を定式化し、これをハウスドルフ性の傷と呼ぶ。位相的ブローアップにより、この傷を「膨らませる」と、よりきれいな空間が得られる。