内容: 有限要素法を中心とする偏微分方程式の数値計算と数値解析に従事して長い歳月を経た。その間に偏微分方程式としては、Poisson方程式、弾性論の Cauchy-Navierの方程式、非圧縮流体のStokes方程式、平板の曲げに対する重調和方程式やReissner-Mindlinの方程式、電磁気学のMaxwell方程式、プラズマ平衡のGrad-Shafranov方程式などを扱ってきたが、得られた成果もかなりある反面、残された課題も多いと思う。定年退職にあたり、少々整理と総括をしておきたい。