社会数理コロキウム

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開催情報 水曜日 17:00~18:30 数理科学研究科棟(駒場) 002号室
担当者 儀我美一, 河野俊丈, 山本昌宏

2017年07月21日(金)

16:30-17:30   数理科学研究科棟(駒場) 123号室
17:30から 2階コモンルームで講演者を囲んで情報交換会を予定しております。
藤原 洋 氏 (株式会社ブロードバンドタワー 代表取締役会長兼社長CEO)
数理科学を原理とする第4次産業革命 (JAPANESE)
[ 講演概要 ]
第1次産業革命は、力学を原理としてイギリスで生まれた紡績機械・蒸気機関・石炭製鉄の発明で、海運業・鉄道業というサービス産業を産み出した。第2次産業革命は、化学反応を原理として、ドイツで生まれた物質科学による内燃機関の発明によってアメリカで発展したもので、自動車物流・電力供給というサービス産業を産み出した。第3次産業革命は、量子物理学を原理として、アメリカで生まれた通信・コンピュータ・半導体の発明によって金融・流通というサービス産業を革新的に発展させた。このように、産業革命とは、ものづくりがサービスと連携することにその本質がある。すなわち、第2次産業と第3次産業との連携にその本質がある。
そこで、第4次産業革命を数理科学を原理とする「デジタル・トランスフォーメーション革命」と捉え、従来成立しているあらゆる産業をデジタル化すること、すなわちビジネスモデルを転換する新たな産業革命であると考えることが重要である。
本講義では、この新たな産業革命は、IoT/ビッグデータ/AI(人工知能)とこれを支える数理科学の役割について述べることとする。
[ 参考URL ]
http://fmsp.ms.u-tokyo.ac.jp/FMSP_colloquium20170721.pdf