代数学コロキウム

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開催情報 水曜日 17:00~18:00 数理科学研究科棟(駒場) 056号室
担当者 今井 直毅, 三枝 洋一

次回の予定

2019年07月03日(水)

17:00-18:00   数理科学研究科棟(駒場) 056号室
佐藤謙 氏 (東京大学数理科学研究科)
Explicit calculation of values of the regulator maps on a certain type of Kummer surfaces (Japanese)
[ 講演概要 ]
複素数に埋め込まれた体K上定義された射影代数多様体Xに対して、レギュレーター写像というモチヴィックコホモロジーからDeligneコホモロジーへの写像がBeilinsonにより定義された。特にKが有理数体の時、Beilinsonによりレギュレーター写像の値はモチーフのL関数の特殊値の無理数部分と結びつくと予想されているが、予想が成り立つことが知られている例は少ない。しかしながら、レギュレーター写像の値を超幾何関数のような特殊関数を用いて表す研究は朝倉政典氏や大坪紀之氏の研究に見られるように近年盛んである。本講演では、楕円曲線の直積に付随するようなKummer曲面に対し、高次Chow群との同型を用いてモチヴィックコホモロジーの中に具体的に元を構成し、その元のレギュレーター写像による値を考察する。またその応用として、上記の曲面のモチヴィックコホモロジーのindecomposal partが複素数体上十分一般の場合に消えていないことを示す。