代数学コロキウム

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開催情報 水曜日 17:00~18:00 数理科学研究科棟(駒場) 117号室
担当者 今井 直毅,ケリー シェーン

2017年05月10日(水)

17:00-18:00   数理科学研究科棟(駒場) 056号室
加藤大輝 氏 (東京大学数理科学研究科)
Wild ramification and restrictions to curves (JAPANESE)
[ 講演概要 ]
スキーム上のエタール層の暴分岐がすべての曲線への制限のArtin導手で決まるかどうかを調べ、特異点解消を仮定するとそれが正しいこと、特に、スキームが2次元の場合には正しいことを示した。
またその帰結として、(次元に関する仮定なしに)体上の多様体のエタール層のEuler-Poincare標数や、局所体上の多様体のエタール層から定まるGalois表現のSwan導手の交代和もすべての"曲線"への制限のArtin導手で決まるという結果を得た。