数値解析セミナー

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開催情報 火曜日 16:30~18:00 数理科学研究科棟(駒場) 002号室
担当者 齊藤宣一、柏原崇人
セミナーURL https://sites.google.com/g.ecc.u-tokyo.ac.jp/utnas-bulletin-board/

今後の予定

2024年04月24日(水)

16:30-18:00   数理科学研究科棟(駒場) 002号室
ハイブリッド開催です。参加の詳細は参考URLをご覧ください。
橋本悠香 氏 (NTTネットワークサービスシステム研究所)
Koopman作用素を用いたニューラルネットワークの汎化誤差解析 (Japanese)
[ 講演概要 ]
汎化性能(未知のデータに対してモデルがフィットするかどうか)の解析は,ニューラルネットワークにおける重要なトピックのうちの1つである.既存研究では,重み行列の低ランク性が,モデルの汎化性能を向上させるという解析が多い.しかし,必ずしも低ランク性のみが汎化性能を向上させる要因となるわけではなく,高ランクの重み行列によっても汎化性能の向上が起こる場合があることが,経験的には知られている.本発表では,Koopman作用素と呼ばれる線形作用素を用いてニューラルネットワークにおける合成の構造を表現することで,汎化性能の解析を行う.特に,高ランクの重み行列に焦点を当て,高ランクの重み行列によってニューラルネットワークの汎化性能が向上する仕組みを明らかにする.
[ 参考URL ]
https://sites.google.com/g.ecc.u-tokyo.ac.jp/utnas-bulletin-board/

2024年05月15日(水)

16:30-18:00   数理科学研究科棟(駒場) 002号室
ハイブリッド開催です。参加の詳細は参考URLをご覧ください。
榊原航也 氏 (金沢大学理工研究域)
TBA (Japanese)
[ 参考URL ]
https://sites.google.com/g.ecc.u-tokyo.ac.jp/utnas-bulletin-board/

2024年05月29日(水)

16:30-18:00   数理科学研究科棟(駒場) 002号室
ハイブリッド開催です。参加の詳細は参考URLをご覧ください。
早川知志 氏 (ソニーグループ株式会社)
ランダム凸包とカーネル求積 (Japanese)
[ 講演概要 ]
確率測度の離散近似の代表例として、古典的には低次モーメントのマッチングによるcubature(立体求積)がある。これは一般の空間においても有限個の可積分関数の積分値を保つような離散化として導入でき、ランダムサンプリングによるナイーブな構成が考えられる。講演の前半では、この確率的構成の成功確率を定式化したものとして、ランダム凸包が空間上の点を含む確率についてのバウンドを与える。後半ではさらに、この一般化cubatureの問題が(被積分関数のクラスとして再生核ヒルベルト空間を想定する)カーネル求積問題に実用的なアルゴリズムとともに応用できることをみる。
講演内容は次の学位論文にもとづく:
https://ora.ox.ac.uk/objects/uuid:15008016-2418-4c9a-a2f7-c9515a0657b1
[ 参考URL ]
https://sites.google.com/g.ecc.u-tokyo.ac.jp/utnas-bulletin-board/