東京幾何セミナー

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担当者 二木 昭人(東京工業大学), 今野 宏
セミナーURL http://faculty.ms.u-tokyo.ac.jp/~geometry/kika.html
備考 場所は東大数理(駒場)、東京工業大学(大岡山)のいずれかで行います。
詳細については、上記セミナーURLよりご確認下さい。
「今後の予定」欄には、東工大で行われるセミナーは表示されないのでご注意下さい。

2008年04月30日(水)

14:40-18:00   数理科学研究科棟(駒場) 056号室
場所は東大数理(駒場)、東京工業大学(大岡山)のいずれかで行います。
詳細については、上記セミナーURLよりご確認下さい。
「今後の予定」欄には、東工大で行われるセミナーは表��

今野宏 氏 (東京大学大学院数理科学研究科) 14:40-16:10
Morse theory for abelian hyperkahler quotients
[ 講演概要 ]
Kirwan はモーメント写像のノルムの2乗を Morse 関数として Morse 理論を展開することにより,シンプレクティック商のトポロジーを研究した.本講演では,これらの理論をトーラスによるハイパーケーラー商に拡張する.ハイパーケーラーモーメント写像のノルムの2乗はプロパーな関数でないが,ある場合には Morse 理論が展開できることを示す.さらに,Morse 理論が展開できる場合には,シンプレクティック商の場合より組織的に Betti 数やコホモロジー環が決定できることを示す.
赤穂まなぶ 氏 (首都大学東京 都市教養学部理工学系) 16:30-18:00
ラグランジュはめ込みのフレアー理論について
[ 講演概要 ]
深谷・Oh・太田・小野は,シンプレクティック多様体 M の中のラグランジュ部分多様体 L に対して,種数 0 の prestable な境界付きリーマン面から M への安定写像で,境界値が L に含まれるようなものを考えることにより,L の鎖複体(の部分複体)上にギャップ・フィルター付き A 無限大代数の構造を定義した.本講演では,上の結果をラグランジュ部分多様体から(横断的な自己交叉をもつ)ラグランジュはめ込みへと拡張する.これにより,(横断的に交わる)有限個のラグランジュ部分多様体の和集合を一つのラグランジュはめ込みと見なすことができるなど,新しい視点が得られることを説明する.