東京幾何セミナー

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担当者 二木 昭人(東京工業大学), 今野 宏
セミナーURL http://faculty.ms.u-tokyo.ac.jp/~geometry/kika.html
備考 場所は東大数理(駒場)、東京工業大学(大岡山)のいずれかで行います。
詳細については、上記セミナーURLよりご確認下さい。
「今後の予定」欄には、東工大で行われるセミナーは表示されないのでご注意下さい。

2007年07月04日(水)

14:40-18:00   数理科学研究科棟(駒場) 056号室
場所は東大数理(駒場)、東京工業大学(大岡山)のいずれかで行います。
詳細については、上記セミナーURLよりご確認下さい。
「今後の予定」欄には、東工大で行われるセミナーは表��

野田尚廣 氏 (名古屋大学大学院多元数理科学研究科) 14:40-16:10
A Special Lagrangian Fibration in the TAUB-NUT Space
[ 講演概要 ]
この講演では, Taub-NUT space における special Lagrangian fibration の具体的構成について述べるつもりである.Taub-NUT space は複素多様体としては二次元複素空間であるが,計量が通常と異なり完備で非平坦なリッチ平坦計量をもつ Hyper-Kahler 多様体として特徴づけられる.この空間の special Lagrangian fibration が,Ionel-Min Oo の手法を用いることで具体的に構成できることを見る.
新田泰文 氏 (大阪大学大学院理学研究科) 16:30-18:00
Symmetries in generalized complex geometry
[ 講演概要 ]
一般化された複素構造という新しい幾何構造についてお話しします.これは複素構造とシンプレクティック構造を自然に含む非常に大きな枠組みで Hitchin が導入し,Gualtieri らによって複素幾何学的,シンプレクティック幾何学的な視点から盛んに研究されています.本講演では一般化された複素多様体への群作用について,シンプレクティック幾何的立場から解説いたします.一般化された複素多様体への Hamiltonian action という概念を導入し,その群作用に関する簡約定理や,一般化された運動量写像に関する凸性について説明します.