幾何コロキウム

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開催情報 金曜日 10:00~11:30 数理科学研究科棟(駒場) 126号室
担当者 植田一石,金井雅彦,二木昭人
備考 開始時間と開催場所などは変更されることがあるので, セミナーごとにご確認ください.

2016年05月27日(金)

13:00-14:30   数理科学研究科棟(駒場) 118号室
いつもと部屋が違うのでご注意下さい。
松本 佳彦 氏 (大阪大学)
有界強擬凸領域におけるCheng-Yau計量のEinstein変形と$L^2$コホモロジー (Japanese)
[ 講演概要 ]
Stein多様体の有界強擬凸領域上には、S. Y. Cheng と S. T. Yau によって示されたように、負スカラー曲率を持つ完備 Kähler-Einstein 計量が正定数倍を除き一意的に存在する。本講演では、次元が 3 以上という仮定のもとで、Cheng-Yau 計量を変形することにより境界の partially integrable CR 構造でパラメタ付けられた Einstein 計量の族が得られることを説明する。必要となるのは線型化 Einstein 作用素の解析だが、これは正則接束値 $L^2$ Dolbeault コホモロジーの消滅と関連している。