談話会・数理科学講演会

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担当者 足助太郎,寺田至,長谷川立,宮本安人(委員長)
セミナーURL https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/seminar/colloquium/index.html

2019年05月24日(金)

15:30-16:30   数理科学研究科棟(駒場) 002号室
岡本龍明 氏 (NTT)
「ポスト量子」暗号と格子暗号 (日本語)
[ 講演概要 ]
将来(大規模)量子計算機が実現すると,現在ネットワークで利用されている公開鍵暗号のほとんどが解読される.そのような量子計算機がいつごろできるかは予測できないが,量子計算機が実現しても安全であると考えられている(公開鍵)暗号は「ポスト量子」暗号とよばれており活発に研究が進められている.
本講演では,「ポスト量子」暗号の研究のいくつかの代表的な取り組みについて紹介し、その中でも最も有望視されている格子に基づく暗号(格子暗号)によるアプローチの特長および格子暗号について紹介する.